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2023/10/18 山北のお峰入り 記念公演を鑑賞
10月8日(日)、「山北のお峰入り ユネスコ無形文化遺産登録記念公演“(@山北町立川村小学校)にお招きいただき、鑑賞いたしました。
「山北のお峰入り」は同町共和地区に伝わる伝統芸能。国指定重要無形民俗文化財に指定されていましたが、昨年11月、日本全国で41の「風流踊」のひとつとして、ユネスコ無形文化遺産への登録が決定いたしました!今回の公演は、その記念として地元の人々にお披露目いただいたものです。
お峰入りは山中で修行を行うことで、修験道の儀礼が芸能化したものと考えられているようです。約700年の歴史を有するとされ、記録に残っている限りでも、160年間続いている行事です。
演技は8種類(みそぎ、満月の歌、棒踊り、鹿枝踊り、修行踊り、歌の山、四節踊り、五色踊り)11演目あり、すべて男性が演じることが特徴です。今回は小学生2名を含む総勢88名が参加されました。
聞くところによれば、その昔は共和地区各戸に役割が割り当てられていたとのこと。現在は、共和地区の住民だけで賄うのが容易でなくなり、出身者や縁戚者なども参加されているとのことでした。
初めて拝見しましたが、厳粛の中にも華やかさがあり、歴史や伝統の重みも感じられ、感動しました。また、地域の絆の強さ、一体感の中に住民の誇りも感じ取れました。
あらためて“世界遺産”!凄いことです。その存続のためのご苦労は測り知れませんが、何とか後世に伝えていって欲しいと願います。
人と自然が調和した田舎モダンのまち・開成町 町長 山神 裕