幕別町

幕別町さんは十勝平野の中央部、帯広市の東に位置する人口約２.５万人、面積は開成町の約７３倍・約４７８㎢の町。

農業や酪農が盛んで、ナガイモの生産量は全国トップクラス、ユリ根の名産地。広大な農地が広がる一方で、帯広市に隣接する札内地区の中心部は、大型商店や飲食店が軒を連ね、賑わいのある都会の雰囲気でした。

スピードスケートの髙木菜那・美帆姉妹や陸上短距離の福島千里さんをはじめ多くのオリンピアを輩出した町でもあります。凄いっ！

パークゴルフのご縁

幕別町さんと開成町の交流の歴史を簡単に振り返らせていただきます。

幕別町さんはパークゴルフ発祥の地！１９８３年・昭和５８年、同町にて考案され、幕別運動公園内に７ホールのコースが誕生したのが起源です。

一方、開成町では、１９９３年・平成５年に、関東地方で初めてのパークゴルフ場が開成水辺スポーツ公園に整備されました。

このパークゴルフのご縁で交流が始まり、１９９６年・平成８年には、パークゴルフの活発な全国６つの町（幕別町、富山県小杉町、宮城県田尻町、石川県根上町、そして開成町）が第１回パークゴルフネットワーク会議を開催するなど、自治体間の交流が一段と深まりました。

その後、自治体の合併等の影響を受け、パークゴルフネットワーク会議の加盟自治体が幕別町さんと開成町のみとなってしまい、交流が途絶えた時期もあったようですが、２０１３年・平成２５年、開成町としては初となる災害時相互応援協定を締結するなど関係が復活、あらためて深まることとなりました。

小学生が隔年で相互に訪問する交流・研修事業が始まり、幕別町さんの産業まつりと開成町のあじさいまつりを同じく隔年で、相互に参加し、地元産品の販売を行うようになりました。

第４７回幕別町産業まつり

会場は幕別町百年記念ホール前広場、一面芝生！駐車場を含めとにかく広大！ パークゴルフ場も併設し、町民の交流拠点となっていました。

ＪＡさんや町内の飲食店が出店する中に、開成町もブースを与えていただき、弥一芋やあじさいちゃんグッズ、快晴茶、快晴茶クッキー、そしてミカン🍊などを販売させていただきました。

この時期の北海道では季節外れになるみかんが飛ぶように売れました。ありがとうございました。

町内視察

翌日は幕別町役場職員の方々に町内をご案内いただきました。役場支所を併設する札内コミュニティプラザや丘の上のガーデン「十勝ヒルズ」、町営パークゴルフ場（町内に１３コースもあります）、町営ゴルフ場（しっかり１８ホールあります⛳）、防災倉庫（寒冷地ならではの備蓄品の数々）、そして、ＪＡ幕別町の選果場などを見て回りました。

選果場では、人参と大根の選果過程を初めて見ました。機械化は進んでいるものの、それぞれ１３０名、４０名の体制での水洗いから箱詰めまでの流れ作業は圧巻でした。

大根に関しては、重いこともあり手間がかかること、儲けが薄いことなどから生産者・耕作面積・生産量が大幅減少中とのことでした。ここでも運転手不足の問題は深刻で、運搬待ちの大量の在庫を目の当たりにしました・・・。

私自身、“初めて”見聞きすることが多く、非常に有意義な視察となりました。ありがとうございました。

来年は

来年は開成町あじさいまつりに幕別町さんご一行がいらっしゃり、ユリ根などの特産物を販売いただきます。そして、こどもたちの交流事業では、開成町から幕別町さん例年２０名程度が訪問し、様々な体験をさせていただく予定です。

今後とも末永く交流いただきますよう、よろしくお願いいたします。

人と自然が調和した田舎モダンのまち・開成町 町長 山神 裕