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2024/11/6 開成町防災訓練を実施しました

10月20日(日)、開成町防災訓練を実施しました。約4,200名の町民の皆さんにご参加いただきました

例年、関東大震災の発生した9月1日前後の日曜日に開催しておりましたが、近年の異常気象等を受け、初めてこの時期の開催といたしました。

私は開成町災害対策本部長として、震度6強の大地震発生を受け(想定)、災害対策本部の開設を指示した上で、町民の命を守ることを最優先に行動すること、町各課の担当業務に速やかに着手すること、安全確認の上“指定避難所”と“指定福祉避難所”の開設を指示しました。

各自治体おいても訓練実施

その後、宮台、牛島、みなみ、下島の各自治会における訓練や、指定避難所・開成南小学校を見学させていただきました。

各自治会では、消火栓や消火器を利用した消火訓練、消火器や発電機の実用練習、土嚢づくりなどが実施されていました。

みなみ自治会では、自治会館にて、以前、開成町の防災講演会にも登壇いただき、自治会レベルでの防災活動を実践されている秦野市千村台自主防災会の原田様の講義が行われていました!!!

町内最多の人口を誇る下島自治会では、参加者全員によるバケツリレーが行われるなど、独自なメニューも見られました。

町の地域避難所のひとつである町立開成南小学校では、テントの組み立てや、今年初めて導入した”電動自動パック式トイレ”の展示・説明などが行われました。

防災もデジタル化

また、防災もデジタル化! 町として初めてのLINEの機能を活用した取り組みの実証実験をふたつ行いました。

ひとつは、“異常・異状通報”です。地震に因る道路や河川、公園の遊具等々の情報をLINEを通して送信いただくものです。そもそもスマホの使い方に慣れていなかったり、それ以前に開成町の公式LINEアカウントへの登録がされていなかったりと、戸惑いや失敗はありましたが、それらを今後に活かし、いざというときに有用であるようにすることが最も大事です。

もうひとつは、”避難所への入所の受付にて、氏名や住所、人数などをLINEで登録”いただくものです。いざという時、被災者も避難所で支援する側の双方を負担を軽減し、その後の避難所生活においても必要な支援が、必要な方に早く届くためにも、デジタルを有効に活用せんとするチャレンジです。

ご参加いただいた方々、大変お疲れ様でした。いざという時、まずは自らの命を守り、家族の命を守り、そして共助として地域にお住いの方々の命を守るために、今回の訓練を活かしていただければありがたいです。

訓練終了後、防災無線にて流させていただいた私からのメッセージは以下の通りです。
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『本日は、防災訓練にご参加いただき、ありがとうございました。自然災害のリスクは常にあります。町民の皆さんも、いざというとき、自らの命を守り、地域で助け合うために、日頃から災害に備えておきましょう。』==========

人と自然が調和した田舎モダンのまち・開成町 町長 山神 裕