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2024/3/15 能登半島地震 石川県志賀町への職員派遣のご報告①

まず、本年元旦に発生しました令和6年能登半島地震において、犠牲になられた方々のご冥福をこころよりお祈りいたします。また、被災された方々にお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧復興をお祈りいたします。

開成町においては、1月4日より役場庁舎他に義援金募金箱を設置、防災安全課の小玉課長と柳澤班長が1月20(日)、石川県志賀町へ同町からのリクエストに基づく物資を運搬、私山神も1月8日(日))、富山県氷見市まで視察を兼ねて、同市支援物資配給所からのリスエストに基づき、飲料水をお届けしました。

また、神奈川県の「応急対策職員派遣制度」の第3陣(※1)の一員として、都市計画課の瀬戸輝龍さんをご本人の希望に基づき、石川県志賀町派遣いたしました。

(※1: 1月19日(金)~26日(金)、神奈川県職員5名をはじめ14市8町各1名、計27名が参加)

瀬戸さんは、主に物資支援業務に携わり、食料を中心とする支援物資を物資備蓄倉庫にて受け入れ、食料配送品仕分け作業場にて当日・翌日の配送等の作業にあたっていただきました。元警察官としてのご経験も活かしていただき、被災された方々のためにご尽力いただいたことに敬意と感謝を申し上げます。

帰庁後、定例の課長会議等で活動報告をいただきました。今回の活動を経て、瀬戸さんが重要と感じたことは以下の通りでした。

①正確な情報の把握が重要(避難者数や避難所開設状況): 避難者数や避難所からの要望が正確に伝わっていないと配送ミスや避難所生活の不満につながる。情報共有や確認体制の確立が重要。

②充分な作業スペースの確保が重要 : 物資の保管だけでなく仕分けを行うとなるとかなり広いスペースが必要。せっかく物資が届いてもをさばけなければ物資に埋め尽くされ、それ以上の受けれができなくなる上に配送作業の効率も落ちる。

③段ボールやビニール袋など小分けにできるものが重宝される: 食料のコンビニトレイ等は基本は返却となる。自主避難所などへ安定して配布できる入れ物などが不足しがち。段ボールや避難所用のトレイなどが必要となる。

④要望の線引きが重要: 避難所生活が長期化すると避難者の要望もエスカレートしていく。贅沢品や不要なものは断る勇気が必要。

大変お疲れ様でした。明日は我が身、開成町が被災した際には、まずは自らそして家族の命を守った上で、町民の皆さんの命を守るために今回の経験を活かしていただきたいと思います。

私自身も今回報告いただいた情報等を、いざという時活かせるよう努めてまいります。

人と自然が調和した田舎モダンのまち・開成町 町長 山神 裕

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