見出し画像

2023/8/16 神奈川県の主要な取り組み

過日、令和5年度神奈川県町村長会議に出席しました。今年度の県による主要な取り組みについて、黒岩県知事はじめ3名の副知事、各局局長から説明をいただきました。

神奈川県が今、どのようなことに力を入れているか?!概略は以下の通りです。

1.新たな総合計画を策定する
・県としても人口減少社会に入ったことをあらためて確認。社会環境の変化、不確実性の高まりなどを受けた“さらなる課題の顕在化”にも対応するものを目指す。

・策定過程においては、市町村=現場の声をできるだけ拾う努力をする。

・人口に関する知事の考え方: 社人研などが推定する減少は受け入れ、何が何でも維持・増加への反転を目指すようなスタンスではない。主に労働力を確保するために外国人(労働者)の受け入れに知恵を絞り、具体策を講じるなど、現実的な課題に見合った対応を推進する。
(過日、ベトナムなども視察し、アジア諸国の動向などを確認したとのこと。西アジア諸国が揃って少子高齢化が進行していることから、人材獲得競争が激化すると想定している、と理解しました)

2.脱炭素社会の実現に向けた取り組みの強化
・温室効果ガスを2030年までに2013年比50%削減を目指す国の目標46%削減を上回る水準!

・『削減の成否は結局企業次第のようなところがあるのでは?』との私の質問に対しては、新規に開設した『ワンストップ窓口』を是非活用されたい、との回答でした。

3.子ども子育て支援を強化する
・国の方針「異次元の少子化対策」にも沿い、予算を増強。

・これまでの柱「切れ目ない支援」、「あたたかいコミュニティ」に加え、「社会全体で子ども子育てを応援する機運の醸成」を図る。全市町村の子育て担当課からヒアリング実施中(開成町は8月2日に実施済み)。

・産科、小児医療施設の誘致への補助を拡充。

・子ども食堂に注力。居場所、多世代交流、学習場所など様々な可能性を秘めている。NPOむすびえと全面的に協働していく。

4.「AI技術により消え替かけの白線ゼロ」の取り組み
・AIを活用して道路の白線の摩耗状況を把握。今年度着手、3年かけて県内を一巡。

・今年度中に、Aランク(標示の8割以上が消滅。推算1,000㎞、全体の9%)を完了予定。来年度、Bランク(6割消滅。1,100㎞、10%)を完了予定。

県の方針とそれを踏まえた実際の取り組みにも沿いながら、開成町民にとっても福祉の一層の増進が果たされるよう努めてまいります。

人と自然が調和した田舎モダンのまち・開成町
町長 山神 裕

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!