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2024/2/29 開成南小学校6年生からの提言!!!

2月22日(木)、開成南小学校6年1組の皆さんが役場まで来てくれました。

“総合的な学習”の授業の中で、『これからの開成町に向けたまちづくりへのアイディア』をまとめ、発表いただきました。着眼点や、課題を克服するためのアイディアの質の高さに驚かされ、背筋が伸びる思いでした。

児童たちは、昨年7月に、街づくり推進課や企画政策課の職員から、“開成町の概要、歴史、人口の推移、土地利用、これまでのまちづくりと今後の計画など”について講義を受けていただきました。

その後、駅前など町内各所を訪れ、意見を交わしながら、子どもたちの目線で将来像を描いてくれました。

詳細は割愛させていただきますが、公園や(商業)複合施設などに関して様々な提言をいただきました。会を終わりに述べさせていただきましたが、私の感想は以下の通りです。

  1. プレゼンテーションの構成がとてもしっかりしている
    ・まず、結論やポイントを述べた後に、その理由、具体的な例を挙げ、最後にあらためて結論で締める構成(PREP法)が多く、とても分かり易かったです。

途中で質問を受け付けながら、それまでの説明が理解されたかどうかを確認しながらの進行も、お世辞抜きで、質の高いプレゼンテーションとの印象を受けました。先生のご指導のお陰と推察いたします。

・また、データを根拠にした説明も少なくなく、小学生にして、所謂DBPM(データに基づく政策立案)ができていました!見習いたいです!

  1. “共生社会”の実現に向けた意識の高さに驚かされました。
    道路や商業施設、公園などに関するアイディアの多くに、“ユニバーサルデザイン”や“インクルーシブ”という言葉が何度も登場しました。

SDGsの理念にも則り、障がい者や高齢者に対する高い配慮が見られたことに、私が想像していた以上に、子どもたちの意識が高いことに驚かされました。

また、多世代の交流の重要性を理解し、まちづくりに反映させる必要があるとする提言も少なくありませんでした。強い共感を覚えると同時に、意を強く次第です。

  1. 是非早期に実現させたいアイディアもたくさんありました
    ・『開成町には静かに落ち着いて勉強できる場所がない』、『町内にカフェが欲しい』との声には、耳が痛くなりました。

子どもたちのためにも、一生懸命働いて、財源を確保して、学習スペースを充実させ、カフェの出店を実現させたいです。がんばります!

今回参加いただいた皆さんをはじめ、小学生の皆さんには今後もどんどん声を寄せていただき、いずれは“未来の開成町”を一緒に創っていっていただきたいです。発表はゴールではなく、スタートとしてもらえると嬉しいです。

人と自然が調和した田舎モダンのまち・開成町 町長 山神 裕