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2023/7/4 開成小学校150周年!

6月28日(水)、開成町立開成小学校の150周年記念式典に出席しました。

開成小学校の起源は1873年・明治6年1月28日、下延沢の西福寺さんに開校した『益習館』にあります。今年で150年目になります。

完全にコロナ前には戻らぬ環境下につき、全校児童と先生方、教育委員の皆さん、開校150周年記念事業実行委員会の皆さんなど、限られた範囲内ではありましたが、開催にこぎつけることができただけでも有難いことです。ご尽力いただいた方々に感謝いたします。

ご存知の方も多いと思いますが、『開成小学校』の『開成』は中国の故事成語『開物成務』という言葉からきています(開成町の開成は、先に存在した開成小学校の開成が由来です)。より具体的には、四書五経のひとつ『易経』の中に書かれた言葉です。

『易経』は、紀元前800年、今から2800年前に書かれた書物ですが、卜辞の集大成、卜占の記録とされます。要は占いの本です。現在の占いと当時のそれは位置付けが大きく異なることは申し上げるまでもないですが。

“明治”や“大正”という言葉も同じ『易経』からきており、もしかしたら“開成時代“になっていたかもしれない?!なんて想像すると、”開成“って凄い言葉だとあらためて感じます。

『開物成務』の意味は? “みんなの知恵があれば、どんなことでも成し遂げられる”、“どんなに難しいことでも、がんばれば何とかなる”ということです。

小学生の皆さんはそれぞれ、好きなこと・嫌いなこと、得意なこと・苦手なことが、いろいろ違うと思います。ひとりひとりが、それぞれ、開物成務の気持ちで、自分らしく、頑張って欲しいと願っています。

式典は、6年生による「開成小学校150年のあゆみ」の発表とクイズを楽しませていただき、楽器の合奏に感動させていただきました。

そして、最後に出席者全員で校歌を斉唱。50年前の思い出が舞い戻り、感慨深くなりました。開成小学校はいつまでも『心のふるさと』です。

150周年! 本当におめでとうございます!

※“開成小学校150周年”の特集が組まれた“広報かいせい6月号”はこちらから

人と自然が調和した田舎モダンのまち・開成町
町長 山神 裕