2024/3/12 「あなたの力を貸してください!」
過日、我が家のポストに「あなたの力を貸してください!」というタイトルのメッセージが投函されていました。
送り主は、開成町消防団 特設第2分団の団長さんでした。“特2”は私の住む中家村地区と榎本地区を担当してくださっている分団です。恐らく全戸ポストインを敢行されたものと推測されます。
メッセージ全文を転記させていただきます(消防団募集のチラシも一緒に投函されていました)。
「榎本、中家村地区の皆さん、お住まいの地域を担当している特設第2分団です。
開成町では、皆さんの生命・財産を守るため、本部と7つの分団で火災や自然災害に対応していますが、多くの分団で定員割れとなっています。
特設第2分団では、15名の定員に対し、10名しか団員がおらず、この状態が続けば、いずれは消防団として機能できなくなる事が、容易に想像できます。地域防災の核として、特設第2分団存続のために皆さんのお力をお貸しください。
私たちと一緒に、町を、大切な人を守りませんか?
町の事を知らなくても大丈夫です。自分の町の事を知り、地元の友達、仕事とは関係ない仲間を作るチャンスと考えてみませんか?
火災出動や災害出動等、大変な事があるのも事実ですが、それ以上に達成感と、仲間・家族の大切さを実感できる活動です。また、小さな子たちが手を振ってくれるのは、本当にうれしいものです。
興味のある方、一緒に活動してくれる気持ちのある方、チラシの開成町役場防災安全課までお電話をお願い致します。」
涙ぐましい努力です。町長として、申し訳なく思います。町としても当然、定員割れの状態が続いていることを課題と認識しております。
次年度には、消防団員が資格を取得される際の費用の一部を補助する制度を新設する計画であり(※1)、今後も団員の確保に努めてまいります。
※1: 現時点で、補助対象として検討している資格は、小型車両系建設機械運転技能講習、危険物取扱者、応急手当普及員、可搬消防ポンプ等整備です。
私自身も短い期間でしたが、第5分団の団員として活動しましたが、世代を超えた知り合いが増え、今でもよいお付き合いをいただいております。
自然災害の激甚化・頻発化が顕著となる中、いざと言う時に、この時の経験は必ず活きる!という自負もあります。また、気がついて見れば、妻から『趣味は(災害)ボランティア』と言われてしまうようになりましたが、消防団の経験がきっかけになったような気がします。
関心を抱いていただける方、ご連絡をお待ちしております。よろしくお願いいたします。
※連絡先: 開成町防災安全課 0465-84-0326
人と自然が調和した田舎モダンのまち・開成町 町長 山神 裕