2023/12/21 「税についての作文」文命中・林さん、渡邉さんが受賞
12月9日(土)、“中学生の「税についての作文」”(主催: 小田原足柄納税貯蓄組合連合会)の表彰式が行われました。
「税についての作文」は、国税庁と全国納税貯蓄組合連合会が毎年度実施しているもので、“将来を担う中学生の皆さんが、身近に感じた税に関すること、学校で学んだ税に関すること、テレビや新聞などで知った税の話などを題材とした作文を書くことで、税について関心を持ち、正しい理解を深めていただくこと”を趣旨としています(国税庁ホームページより)。
今年度、文命中学校の生徒さんからは以下の5名が入賞されました。おめでとうございます。
・小田原県税事務所長賞: 林 快さん
・開成町長賞: 渡邉 飛雄馬さん
・小田原足柄納税貯蓄組合連合会 優秀賞: 田中 紗季さん
・小田原足柄納税貯蓄組合連合会 奨励賞: 北川 恵さん
・小田原足柄納税貯蓄組合連合会 奨励賞: 曽根原 來実さん
受賞作の中で私が拝読できたのは渡邊さんの作品のみでしたが、“かながわペイ利用時に還元されるポイントがどこからくるのか?”に興味を抱いたことに始まります。
調べた結果、税金が投入されている事実を知り、驚かれます。還元により、県民の生活が豊かになるメリットは感じつつも、デジタルデバイドなどにより不公平が生じている点を課題視していました。そして、まとめとして、税金を納める立場になった際に、税金が国や県によってどのように使われているかを十分に理解した上で納税していくべき、と結んでおりました。
その着眼点、疑問を抱く感覚は素晴らしいと思います。日本では、様々な事情はあるにせよ、お金に纏わる凶悪犯罪が多発したり、特殊詐欺の被害が後を絶たない現実がある一方で、税金、賃金、生きていくためにかかる経費・コストなど“お金”に関する話題はタブー視される文化がいまだに残っていると感じられます。
地域の金融機関などが小中学生向けに“金融”に関する勉強会を開催する例は増えているものの、まだまだ浸透しきっていないとの印象です。
因みに、私は近く、開成町職員からリクエストもあり、希望者に対して“金融・運用”に関する勉強会を開催する予定です(もちろん、業務時間後です)。参加者の関心事が多種多様なため、私もすべてに精通しているわけではないため、どのような会になるかまったく分かりませんが、私のこれまでの経験が少しでも活きれば幸いとの思いです。
人と自然が調和した田舎モダンのまち 開成町 山神 裕