2024/9/25 サントリーグループさんと「ペットボトルの水平リサイクルに関する協定」を締結しました
9月17日(火)、サントリーグループさん(サントリーホールディングス(株)さんとサントリー食品インターナショナル(株)さん)と、「ペットボトルの水平リサイクルに関する協定」を締結しました。
プラスチック基本方針
サントリーグループさんは、2019年、持続可能な社会の実現に向けて、循環型かつ脱炭素社会への変革を強力に先導すべく、「プラスチック基本方針」を策定されました。
開成町としても、ゼロカーボンシティを宣言し、様々な環境対策を講じる中で、一段の再資源化の促進や住民の分別意識の向上を図るために、同基本方針に強く賛同し、協定締結に至った次第です。
神奈川県の自治体では、すでに綾瀬市さんをはじめ5自治体が締結、開成町は6番目になります。
※サントリーグループさんの「プラスチック基本方針」に関するニュースリリースはこちらから
水平リサイクルとは
ペットボトルの水平リサイクルとは、具体的に、回収したペットボトルをすべてペットボトルに再生することです。
ペットボトルの回収率は94.4%、リサイクル率は86.9%(いずれも2022年のデータ)と、ペットボトルはリサイクルの優等生です。
しかしながら、ペットボトルとして再生されているのはそのうちの29%にとどまり、残りは卵の容器や衣類等々に生まれ変わります。それらは再度リサイクルされるものもありますが、少なからずゴミとなって、焼却処分されています。
水平リサイクルの意義は、石油由来の原料から製造するよりも、発生する二酸化炭素を60%以上削減することができる点にもあります。サントリーグループさんでは、グローバルで、2030年までに“ペットボトルの素材をリサイクル素材と植物由来の素材に100%切り替えること”を目標とされています。
開成町においても、このリサイクルの“見える化”などを通じて、町民の皆さんの意識の向上につなげ、循環型社会の形成を推進してまいります。
ペットボトルは資源
開成町で回収されるペットボトルの量はどれくらいあると思いますか?
1年間に約250万本です。約50トン相当です。
ペットボトルは貴重な“資源”です。再資源化のために分別(※1)にご協力をお願いいたします。
正しく分別されれば、されるほど町のごみ処分に関わる費用が減り、売却収入が増えます。なにとぞよろしくお願いいたします。
※1 ペットボトルの分別方法:
①ラベルをはがす(ラベルはプラスティックとしてリサイクルされます)
②キャップをはずす(キャップの材質はボトルと異なります)
③ボトルをすすぐ(異物や飲み残しがあると、リサイクルできません)
④ボトルをつぶす(いっぺんにたくさん運べます)
人と自然が調和した田舎モダンのまち・開成町 町長 山神 裕