2024/10/10 「 おでかけ支援活動 」 中家村自治会にてスタート!!!
10月1日(火)、開成町中家村自治会の会員にて運営される「 おたがいさまネット中家村 」が、「 おでかけ支援活動 」を試行的に開始しました!!! 9月30日(月)、その発足式が開催され、出席してまいりました。
おでかけ支援活動
「おでかけ支援活動」とは具体的に、
・有料で近隣市町までの送迎を行うもの。お買い物、通院などの利用目的に対応。
・対象エリアは開成町内、松田町、大井町、山北町、南足柄市、小田原市。
・運転手は「おたがいさまネット中家村」のサポーター7名が担う。利用できるのは、中家村福寿会(老人会)の会員。
・利用者は要事前登録。保険料として1,000円/年度を支払う。
・料金は、エリアと利用目的に応じて、200円~800円。
・対応する時間帯は、午前9時~12時、午後1時30分~4時30分。
この日を迎えるまでに要した期間は、約2年半。この3月に、運輸省がガイドラインを見直したことで、実現への道のりが大きく短縮されたとの説明でしたが、県内の先行事例である愛川町さんの老人クラブ・小谷パールクラブさんを視察し、情報と学びを得るなど、相当のご努力がありました。
身近な地域の課題を、自ら解決せんと考えていただく利他の精神の強さと、それを実際に実践まで漕ぎつける行動力には頭が下がります。あらためて、敬意と感謝の意を表します。
おたがいさまネット中家村
この「おでかけ支援活動」を手掛ける「おたがいさまネット中家村」とは、中家村地域に暮らす住民の有志により立ち上げた、住民同士の助け合いの組織です。平成30年に発足しました。
誰もが安心して、いつまでも中家村で暮らしていくために、高齢者等のちょっとした困りごとを、身近な方々のおたがいさまの意識で、見守ったり、支え合ったりすることを目的に活動する団体です。
現在、サポーターは40名。ごみ出しや除草作業、障子の張替えなど様々な依頼を受け付け、令和5年度は205件に対応されました。
生活の足の確保
町としても、高齢者をはじめとする町民の移動手段の確保、特に免許返納後の利便性の確保を課題のひとつとして認識しております。コミュニティバスを運行しておりますが(開成町社会福祉協議会に業務委託)、ルートや頻度、時間帯等に関するご要望が少なくなく、町民のニーズに応えきれていないところがあると受け止めております。
現在、その改善案やその他の選択を検討している最中であり、同時に、町としての推進体制の整備も進めているところです。そのような状況下、今回の極めて先駆的で、非常にチャレンジングな取り組みは、町民の皆さんにとってとても有難いことであると同時に、町として強い刺激を受けておる次第です。自治会の皆様からの叱咤激励と受け止めております。
人と自然が調和した田舎モダンのまち・開成町 町長 山神 裕