季節を彩るイベント
開成町の1年間を、主なイベントとともに紹介します。
どんなイベントなのか、見所はどこかを、中の人目線でお伝えします。
それぞれのイベントの詳細は、個別に記事をアップしますので、お楽しみに!
6月 あじさいまつり
この小さな町に、1年で最も人が集まるのが「開成町あじさいまつり」。
毎年、6月上旬から中旬に開催されています。
コンセプトは、
会場となる「あじさいの里」は、田園風景の中、約5,000株のあじさいが咲き誇り、早苗の緑と色とりどりの花が目に映える名所です。
一般に日本各地の名所は、あじさいが好きな環境に合わせて山あいの日陰になる場所がほとんど。
しかし、町の先人たちは、農作業を効率化させるために整備した田んぼを見て、「なんか寂しくなったね」「よし、町の花・あじさいを植えよう!」となったわけです。
「あじさいの里」のあじさいは、たっぷりと陽を浴びて育つので、日陰で育てるよりもきれいに、たくさんの花を咲かせます。
そのかわり、広々とした田園であじさいを管理するのは、とても手間がかかるのです。
開成町では、あじさいのオーナー制度「あじさいの里親」や、剪定などの作業を町民や町内企業などの団体を中心とするボランティアの協力によって、毎年あじさいをきれいに咲かせています。
あじさいの里をぐるっと散策すると、それなりの距離を歩くことになるのですが、ここは開成町、どこへ行っても平らで、お子様からお年寄りまで、誰でも楽に移動できます。
最近は、ワンちゃんと一緒に来られる方が増えてきていますね。
地元の食をその場で楽しめる出店や、農産物の販売、ステージイベントなどもご用意してます。
梅雨の季節ですが、雨に濡れたあじさいも趣きがあっていいものですよ。
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8月 納涼まつり&あしがら花火大会
夏の終わりを感じさせる8月末(第4土曜日)、開催されるのが「開成町納涼まつり」です。
コンセプトは、
会場は酒匂川沿いの「開成水辺スポーツ公園」で、夕涼みのお供となるグルメ・ドリンクだけではなく、お子さまが楽しめる出店もたくさんあります。
風が吹き抜ける気持ちのいい川辺で、食べたり飲んだり、芝生に寝ころんだり。
フィナーレは、お隣の松田町と合同で開催している「あしがら花火大会」。
会場から目と鼻の先の河川敷から花火を打ち上げます。
ほとんど真上に打ち上げられるような感覚で、音とともに大迫力を楽しめます。
有名な花火大会もいいですが、間近で打ち上げ花火をゆったり観られるのは、ちょっと贅沢な体験だと思います。
夏の終わり、ご家族皆さまで思い出づくりにぜひお越しください。
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9月 阿波おどり
開成町で阿波踊り?と思われる方も多いでしょう。
しかし、毎年9月第2土曜日に開催される「開成町阿波おどり」には、30年以上の歴史があるのです。
コンセプトは、
それぞれの連(「れん」。阿波踊りのチームみたいなもの)が、町内数か所に設けられた会場ごとで踊りを披露します。
もともとは、自治会ごとに連を作って、地域や地域の商業を盛り上げるために始めた小さなイベントでした。
それが今では、町外から参加する連も含め、約1,000人の踊り手が町を練り歩く一大イベントに成長したのです。
本場徳島以外でも、阿波踊りのイベントを開催している場所は多くあるのですが、「開成町阿波おどり」は独自の進化を遂げ、それが魅力になっています。
その一つが「オープニングパレード」。
オープニングを飾るプログラムで、参加する全ての連が隊列を組んでパフォーマンスをしながら行進します。
二つ目の特徴が「コンテスト」。
メインの会場で、それぞれの連のパフォーマンスの審査が行われます。
演技に優劣をつけることに賛否両論はあると思いますが、各連はコンテスト優勝をめざして真剣に練習を重ねています。
「パレード」も「コンテスト」も、全国的に珍しい取組だそうで、町外の連の方々も楽しんで参加してくれています。
締めくくりは、踊り手も観客も入り乱れての「総踊り」。
イベントが一番盛り上がる瞬間です。
観客が飛び入りで参加できる「にわか会場」もありますので、観て・踊って、開成町の秋を楽しんでください。
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2・3月 瀬戸屋敷ひなまつり
町の重要文化財である築300年の古民家「あしがり郷 瀬戸屋敷」で、2月中旬から3月上旬に開催されるのが「瀬戸屋敷ひなまつり」です。
コンセプトは、
町の婦人会が中心となって、会場の設営から運営まで多くの町民の手で作り上げているイベントです。
ひなまつりもご多分に漏れず、全国各地で催されているイベントですが、瀬戸屋敷ひなまつりの特徴は、一つ一つのピースが丁寧に作り込まれた「つるし雛」。
8,000個を超えるつるし雛は、婦人会の皆さまが長い期間、丹精込めて作った賜物です。ドリーミーな色使いがとってもかわいいので、思わず写真に収めたくなるはず。
例えば、唐辛子のモチーフのピースには「女の子に悪い虫がつかないように」など、それぞれに願いが込められているのも知って楽しいポイントです。
会場の至るところにつるし雛が飾られているのですが、ハイライトは、2.4メートルにもなる「大吊るし雛」。
段飾りの展示も充実していて、江戸時代から保存されている「享保雛」や、婦人会の皆さまが毎年アイデアを持ち寄って制作する「創作雛」など、見所満載。
他にも、お子さまが楽しめるワークショップなどのイベントや、グルメ・地場農産物もそろっています。
おうちに飾る雛飾りもいいですが、桃の節句のお祝いは、瀬戸屋敷ひなまつりにお任せください。
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まとめ
開成町の1年をイベントを通じて振り返ってみると、それぞれ全国各地でも開催されているコンテンツだけど、町の皆さんの協力で、独自に進化させていることが分かります。
とっても狭い町で、名所・旧跡が少ない開成町。だからこそ、アイデアをこらしたイベントで観光コンテンツを充実させています。
東西問わず、どの方面からのアクセスも充実していますので、皆さまのお越しをお待ちしてますよ!