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2023/11/21 「かながわこどもまんなかミーティング」

11月9日(木)、「かながわこどもまんなかミーティング」(主催: 神奈川県)に出席しました。

会議の主旨は、“子ども・子育てに関する支援施策のさらなる充実と機運醸成に向けて実施主体である市町村と県がより一層連携して取り組むため、こども家庭庁の協力の下、知事と市町村長により意見交換を行うもの”です。

こども家庭庁・小宮長官の講演「こども施策の課題と展望」、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえの西川氏の講演「地域の子どもの居場所づくり」を拝聴した後、意見交換へ。

テーマは“子育て支援のデジタル化”、“結婚・妊娠・出産・育児の切れ目のない支援”、“子どもの居場所づくり”の3点。事前のアンケートに基づき、それぞれ3自治体から事例の紹介がありました。私自身、様々な分野での最新の情報の入手に努めてはいるものの、初めて聞く内容もあり、大変参考になりました。

・箱根町: 公立小中学校のみならず、在住の高校生への通学費を補助。需要が強い夜間保育への対応が課題。

・藤沢市: 学童保育における待機児童を解消すべく数を増やしたが、夏休みをピークに、2学期に入ると利用児童が激減。民間に委託して、サマースクールにて対応することに見直した。

・相模原市: 電子母子手帳アプリ「さがプリコ」の登録率が31%と低迷していたが、出産・子育て応援交付金の申請手続きに利用したら、95%に急上昇した。

・鎌倉市: 子ども食堂の拡充に注力、民間14団体が連携して実施している。

・座間市: おむつのサブリスクリプションを実施中。

・大磯町: “朝の学童”を実施中。7時15分に始まり、一緒に朝食を食べる。

“デジタル化”に関する意見交換にて、3自治体が予定通りの発表を行った後、黒岩知事より『他にご意見等は?』との投げかけに、突然、名指しで指名されました!

実は、任意の発表の時間があるとのことだったため、準備していました(33市町村の代表の前で、手を上げるか躊躇して矢先でした・・・)

開成町が取り組んでいる“こどものデータ連携”について説明させていただきました。具体的には、子どもに関するデータ(県、町長部局、教育委員会がそれぞれ保有するデータ)を連携して、要支援家庭のリスクを判定・分析・可視化することで、早期の発見と早期の支援に繋げる試みです。子ども家庭庁の実証事業の一環として、目下検証中であり、有用な結果が出ることを期待しています。

その後の懇親会でも、県の局長さんらとの会話の中で、その取り組みの話題に触れていただきました。指名されたことに感謝します。ありがとうございました。

人と自然が調和した田舎モダンのまち・開成町 町長 山神 裕

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