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2024/9/6 神奈川県・黒岩知事との懇談会

8月28日(水)、神奈川県・黒岩知事と足柄上地区(1市5町)の市長・町長との懇談会が開催されました。

県内市町村を5つの地域に区分して開催されており、知事はじめ局長クラスの皆さんに各地域にお越しいただき、地域の要望を聞いていただき、意見交換するものです。

開成町からは、足柄上地域の人口減少対策として、出産環境の改善への一層のお力添え、様々な少子化対策・子育て支援策を国の責任の下、主導的に推進されるための働きかけを要望しました。

また、地域の持続可能な発展のために、開成町における良好な住環境を備えた新市街地の形成などに関して、都市計画道路・駅前通り線の周辺土地区画整理事業や南部第3地区(仮称)の市街化編入における支援、都市計画道路山北・開成・小田原線(開成町中央通り)の未整備区間の整備などを求めました。

さらに、高齢者の移動手段の確保としてのみならず、子育て世代の多様な社会参加などのためにも不可欠とされる交通ネットワークの維持・形成に関して、民間バス事業者への支援や、コミュニティバスやオンデマンド交通の運行に関わる地域公共交通計画の策定や市町への補助制度の創設などをお願いしました。

黒岩知事や各局長から、各市町からの要望一つひとつに対して、丁寧に、県の見解や今後の方針等をお聞かせいただきました。

前向きな姿勢を示していただけたものがある一方で、少なくとも近い将来においては対応いただけそうにないものもありましたが、いずれにしても、各市町に寄り添い、真剣に考えていただいているとの印象を強く受けました。町としても引き続き自助努力を重ねつつ、県に対して適宜適切にご相談してまいりたいと思います。

最後に、黒岩知事が、今般、横須賀・三浦地域で始まった「さくらネット」(※1)を引き合いに、DXの重要性を説かれました。人口減少・少子高齢化が進む一方で、社会課題や住民ニーズが多様化かつ複雑化する中で、“DX”により生産性や利便性を向上させ、様々な課題の克服を目指す意向が示されました。

※1 さくらネット:

われわれも小規模自治体としても、広域連携を一段と重視しながら、デジタル技術のさらなる活用を目指してまいります。

人と自然が調和した田舎モダンのまち・開成町 町長 山神 裕